「考えさせろ。」


「……チッ。」


藤堂は舌打ちして

居た部屋を出て行った。

悪いな、藤堂…。


「…くっ。」


また頭に激痛が走る。

なんなんだよ一体。


まさか…

忘れていた記憶を

無理に戻そうとして頭痛?


「うう…。」


痛さのあまり涙が出そうになる。