「う……ガハッ。」 どこかで聞こえた声に、 振り返った。 すると誰かが 暗闇から出てきたのに気づいた。 刀をいつでも抜けるように 掴む。 「……誰だ。」 「…………君こそ、誰?」 ギロリと睨まれる。 そいつが纏う空気に 息を飲んだ。 こいつは強い。 俺の勘がそう告げていた。