「本当に知らないんです!僕は本当にあの日に始めて会った!……あれ?あの日、見たのが……。」 そう言って沖田は黙ってしまう。 ひょっとして記憶が混乱しているのだろうか? 「無理しなくていいんだぞ?」 新八が沖田の前に大福を置く。 それを食べると沖田は呟いた。 「……あの日、あの日黄助さんを見たのは初めてです。蝶、僕は蝶を見たんです。小さい頃に僕が町中を歩いている時、蝶とすれ違った。」 「「蝶?」」 「はい。正しくは蜘蛛の巣に蝶が捕まっている着物を着た女の子。」