「黄助様、どこかへお出かけですか?」 着物を着た 僕に部下が訊ねた。 「うん。ちょっと。」 「では私も…。」 「いいよ、僕一人で歩きたい気分なんだ。」 そうですか…と言うと、 僕の刀を差し出した。 「お気をつけて。」 「分かってる。行ってくるね。」 僕は歩き出した。