************ “離せっ!” “静かにしろ子供。今からお前の父にあたる方が話があるとおっしゃってるんだ。” 動かしていた手足をピタリと止めた。 “父?” “あぁ、そうだ。” 僕は母しか知らなかった。 父と言うものがなんという存在なのかも。 “ついたぞ。” 大きなドアの前におろされた。 ************