「それじゃ、元気でな。」
おじさんはそれだけ言うと
帰って行く。
「……て。」
「…待ってお義父さん!」
「ん?なんや?」
「何で最後って言ってしまうんですか?私は言葉だけではまだ理解出来ません。でも、あなたは私を助けてくれた“恩人”なんです。」
「……そう簡単に諦めないでください!!」
「総司…。」
病気と言われ、治る保証もない。
でも
少しでも可能性があるのなら、
諦めてほしくない。
私を救ってくれた人が弱気なんて、らしくないじゃないですか。
おじさん…いや、お義父さんは
踵を返す。
背中はさっきと違い、
昔見た背筋の伸びた綺麗な背中だった。
沖田Side 終



