「……親父なのか。」


城の窓から

人が居るのが見えた。


「久し振りの顔だな、憐夜。いや…蝶と言うべきか。」

ニヤリと口角を上げる。



また、


俺は


人形になるのか


俯いてまた顔を上げた。

光のない

生きてるのに死んでるような目。