「あらまあ。じゃあせめて、マカの好きな飲み物とお菓子を用意しときましょうよ。女の子は甘い物には弱いから」

「マリー、それがマカにも通用すると思いますか?」

「たっ多分」

「まっまあまあ。ソウマさん、備えあればですよ。用意はしときましょうよ」

マリーとマミヤが必死でとりつくろう。

「…はあ。そうですね。ではマカの好きなダークチェリーを使ったホワイトチョコケーキでも作りますか。あとココアコーヒーですね」

「マカ、ココアとコーヒーをブレンドした飲み物、好きよね」

「マリーが作ってあげてから、すっかりお気に入りのようですよ」

「アラ、嬉しい。じゃあ早速粉を挽いておきますか」

「ハズミとマミヤはケーキ作りを手伝ってください。大至急、作らなければなりませんから」

「あいよ」

「分かりました」

そして四人は店の奥へと姿を消した。