7時になって解散すると、同じ道のあたしと是永は一緒に帰る事に。
「そういえばさ、家どこなの?」
「家?ここから少し歩いた駅から3つめのところ」
「そうなんだ!!俺もその駅通るよ」
「是永の家はどこなの?」
「西園寺の降りる駅の、次の次」
意外に家が近いと知って驚いた。
あたしの地元から今の高校に行ってる人は少ない。
朝どんな時間帯に電車に乗っても、同じ高校に行く人は
2,3人しかいなかった。
しかも是永とは1年生のときも同じクラスだったのに、
家が近いなんて今まで知らなかった…。
ーこれからは、もっと積極的に友達を作ろう。


