ココがそんな2人を見てクスクスと笑っている頃。 階上では コンコン。 「どうぞ。」 カチャ 「おい、アベル。 本当にいいのか?」 勢いよく入ってきたのはアランだった。 燦々と朝日が差し込むこの部屋に入ってきたのには驚いた。 ほとんどの吸血鬼は日光を苦手とする。 特にアランは大嫌いなのに。 「何が?」 言いたい事は大体見当はついたがとぼけておいた。