「うわあ!え、何!?」 俺は驚いて尻餅をついた。 「あー、死神だよ。」 死神と名乗る男は宙に浮いたまま俺に近づく。 「あ…そっか、俺、死ぬから死神見えるのか。」 納得してそう言うと、死神はため息をついた。 「ちげーから。」 「え?」 「佐藤隆彦、お前の寿命はまだまだ先なの。」 「は?」 どういうこと? 「俺、死ねないってこと?」