「今のままで充分じゃねーの?お前は当たって砕けろっていうか、もう当たって砕けて元に戻るの繰り返しじゃん」



「いや、当たっても砕けねぇか」などとまた馬鹿にしたように笑う海だが、本当のことを言われ反論できない。



けど……今日あぁ言ったからわかってくれた……と思いたい。


明日から何か少しでも変われば……と、微かな希望を胸に、溜息を一つ吐いた。