目を覚ますと、見知らぬ大きな倉庫のような場所にいた。 「あれ、お姫様のお目覚めかな?」 頭上からなにやらものすごく寒ーい台詞が聞こえ、思わず上を向く。 私の目に映ったのは、ロン毛で眼鏡をかけた、細身の男。 ……誰?