伊吹の言葉が入って来ない。 白石の顔しか浮かばない。 ……今頃……メール読んでるかな? うわ、なんか……泣きそう……。 熱くなってきた目頭をきゅっとつまむ。 ぎゅーっと伊吹に抱きつくと、くすりと頭上から笑い声が聞こえた。 「どうした?大丈夫か?」