「好きだよ」

「――っ!……私も…」

「え…?」



王女は王子に抱き着き、見上げて言いました。



「私も好き」


一瞬にして王子は顔が赤くなり、王女をまた強く抱きしめました。



「嬉しい………一目惚れなんてはじめてだ……」


王女は、王子に抱きしめられながら幸せな気持ちに浸っていました。



明日から、素敵な一日が始まる…と信じて。