「ど、どうしたの!」


胸が張り裂けそうなくらい、高鳴ります。



「…好きになっちゃった」

「…へ!?」


王子は王女を肩を掴んだまま離すと、王女を見つめます。



「君のこと、好きになっちゃった」

「……!」


王女はドキドキが止まりません。


「…え、っと…」



そして王女は気づきました。


この胸の高鳴りは、恋なのだと。