でもそんな幸せに、少しずつ…少しずつ終わりが近づいていたのです。



王女と王子は数回しか会えないため、文でのやり取りをしていました。


『カイト、今週の日曜日会えるかしら?』


そう送って数日後


『ごめん、その日はちょっと用事があるんだ』



その返事を見て王女はため息。

仕方ない、と諦めました。