☆あなただけの一番星に☆


「…この席が不満なんだろ?」



またしても痛いところを


つかれてしまった。



実際問題、不満じゃないといえば嘘になる。



せっかくレストランで食事をするんだから、


夜景のよく見えるロマンチックな席で楽しみたい、


それが本音だ。



「…べつに不満だなんて。」



どうごまかそうかと考えていると…



「夜景のよく見える席は


またの機会に取っておけ。



今日は、おふくろのことを


報告しようと思って


レストランに呼んだんだ。



だから、落ち着いて話ができる、この席を予約した。」



わかったか、とでも


言いたそうな顔で


見つめてくる、葉山さん。



…そうだった。



わたし、お母さんのこと


すっかり忘れてた。



葉山さんは、お母さんとのことで


大変だったのに


席のことで


ブーブー言った自分が


恥ずかしくなった。