「これ…、
スケート靴?!」
そこには、ガラスで
出来たスケート靴の
置物、が並んでいた。
しばらく、ぼーっと
見ていると、
「それ、かわいいですよね?
スケート靴なんですけど
ガラスで出来てるから
シンデレラのはくガラスの
靴だと勘違いして
買って行くカップルさん、
多いんですよ。」
…店員さんに話しかけられた。
シンデレラのガラスの靴、か。
あながち間違いじゃないかも。
わたしもスケート靴はくと
魔法にでもかけられた
みたいに、
力が出せた。
楽しかったな、あの頃…
いつもは、あの頃のことを
思い出すことを
避けていた。
でも、この時は
少し思い出に浸っていたい
気分だった。
シンデレラの魔法に、
かけられちゃってたのかな。

