☆あなただけの一番星に☆


「そしたら、いてもたっても

いられなくなって、

陽介に会いに来ちゃった。

我ながら大胆なことしたなって

思ってる。


あいつは俺に会いたくないと

思うし、

俺としては

おふくろが倒れたって

ことさえ伝えられれば

満足なわけ。

だからさ、光チャン。

陽介に、ちゃんと伝言、

頼んだよ。」


「え、いや、そんな…

ちゃんと直接伝えてあげて下さいよ。」

ガタッ…

空さんは椅子から立ち上がり

何か、をテーブルに

置くと、

わずかに微笑んで

行ってしまった。