☆あなただけの一番星に☆


「でさ、ふと陽介のこと

考えたんだ。

家出ても、おふくろ

だけには手紙を

送り続けてた

陽介のこと。


おふくろも、もう若くないし、

今回は違ったけど

いつ大きな病気にかかっても

不思議じゃない年齢(トシ)。

陽介にとって唯一の

心のよりどころである

おふくろが、万が一急に

死んでみろ、

あいつは今度こそ

壊れる、って本能的に

感じた。