「そこにはさ、 陽介が一番好きな ○屋のクッキーの缶が 入ってたんだよ。 不思議に思って 缶、開いたら そこには、ぎっしりって 言葉がぴったり当て嵌まる くらい沢山の便箋が詰まってた。 俺、宛名見なくてもさ 贈り主が誰か わかっちゃったんだよ。 …陽介からだって。 俺の長年の疑問がさ、 絡まった糸がほどける みたいに するする、解けていったんだよ。」