「…おい。」 はっ! しばらく、ぼーっとして いたわたしは、 葉山さんによって 現実に引きもどされた。 「…は、はい。 すみません、何でしょう?」 「お前、なぜこの仕事を 選んだ?」 「なんでって… ひ、人に、楽しんで もらえるようなものを 提供したいなって…」 「建前は聞いてない。 お前のことを見ている かぎり、 到底この仕事に興味がある ようには見えない。 なぜ、この仕事についた?」 同じ問いを再び投げ掛け られた。 今度は、威厳のある 男の声で…