☆あなただけの一番星に☆

「電話、鳴ってる!」



急いで、また鞄の中をゴソゴソやり



手に取った、それを



耳にあてる。




「はい、もしもし!」




「…よぉ。」




聞き覚えのある、心地好い低音が



耳を刺激する。




「は、葉山さん?!?!」




「…いや、俺以外に誰がいんだよ。」



…苦笑まじりに、そう言う葉山さん。