「…ここでいいのか?」 「あ、はい! わざわざ、ありがとうございます。 このご恩はいつか必ず返しますので!」 「プッ ご恩って、お前… 変なやつだな。 ま、いいや、楽しみにしてるよ、ご恩とやらを。」 「はい! じゃあ、失礼します。」 ペコッと頭を下げると 「おぉ。 じゃーな、早く寝ろよ。」 …そう言って葉山さんの車は去っていった。