☆あなただけの一番星に☆


「…次の角、曲がってください。」




久しぶりに発したわたしの声は、



少し掠れていた。




「左折?右折?」




…そう言った葉山さんの声も



少し掠れていて、



セクシーだな、なんて惚れ惚れ…



…してる場合じゃなくって!




「あ、すいません!




次の角右折した左手のマンションです!」




慌てて言うと、



葉山さんに、チラッと流し目で見られ



ズクンっと胸が大きく音たてた。