ガチャ、という音がして 反対側のドアに視線をやると 葉山さんが、さみぃ、 と言いながら車に乗り込んできた。 その途端、さっきまでのドキドキが なんだったのかと思うくらい どきんどきん、と胸が高鳴り出す。 「寒いから暖房つけるぞ?」 「は、はい!」 急に、葉山さんのことが 見れなくなって 自分が意識してることに気づく。