今までカツカツと軽快に

鳴り響いていた音が

ドアの前でやむ。

ただの平面には変わりないのだが、

なぜか一歩目は特別に

感じてしまうものだ。

いざ、一歩目を踏み出すと

ようやく自分の中に

社会人という実感が

芽生えてくる。



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