本物の“ありがとう”

あれからだった。
私が笑わなくなったのは。


萌乃はあの日から話しかけてくれない。


はじめは悲しかった。
学校も数回休んだ。


でも休んでる間に考えた。


休んで逃げても何もない。
逃げてるなんて思われたら、弱いって思われたら、それが一番苦しいんじゃないか。


その日から学校に行った。
萌乃が影で何を言ってようが私には関係ないから。

私は無視を続けた。





私が無視を続けて数日。
萌乃に呼び出された。


私はめんどくさかったので行かなかった。






その次の日からだ。
“いじめ”が始まった。





被害者はもちろん私。



ある時は上履きに大量の水が。
ある時は机に中傷が。


彼女達は私の家にばれないように私が家にもって帰らないものを攻撃した。


たまに顔に傷をつくっても私の親はまさか小学校にいじめはないだろうと思ってたらしく何も聞いて来なかった。