本物の“ありがとう”

「はぁっはぁっ…」

私達は走った。
近所の公園に着いて止まった。

「花咲さん!大丈夫!?」

「うん……平気……」

「そっか」


なんで花咲くんは助けに来てくれたの?
私さっき冷たい態度とったのに……

「花咲くん………?なんで助けてくれたの?」

花咲くんは うーん と考えた後

「助けたかったから。」

と答えた。

「女の子が叩かれて無視はないっしょ!」

……

「それに……名字一緒だし、なんか運命感じて(笑)」

そんな風に思ってたんだ…

「あ、ありがとう」

私はこの時から花咲くん………花咲優大くんが気になりはじめたんだ。

「家どの辺り?」

「え?あ、あぁ。向こうの線路渡ったところだよ」

「まぢで!?俺も!せっかくだから送ってく!」

え?いいのに………
気を使わなくても…

「い、いいよ!私一人で」

「方向一緒だしいいじゃん!帰ろう!」

花咲くん、いや優大くんは私に手を差し出した。

私はその手を取って うん とだけ言って歩きだした。