「お前はララだ。
犬のララだ。


チワワのララだ。
殺処分されなかったララだ。


分かったか」


犬は微かにうなずいたようにも見えた。


男はベッドに横たわり
自分の腹の上にララをのせ


目をつぶり眠りだした。