死刑囚と犬

犬は泣くのをやめ
男をじっと見つめる。


悲しく
それでいて


生きる意志にあふれた目。


男も犬の眼をじっと見つめる。



「そうか…お前もそうなのか」



男はつぶやいた。


「お前もそうか。


そうなのなら
俺の話の続きを聞かせてやるよ」