死刑囚と犬

「おまえ、すばしっこいな。
いいサッカー選手になれるぜ。


ははは…」


男は先ほど食べた飯の粒を
手に取り犬の鼻先に持っていく。



「食べろ。ほら」


犬がゆっくりと男に近づいていく。


やがて男の手元に寄ってきた犬は
飯粒のにおいを嗅ぎ


口を開けた。