「ここは死刑囚の牢獄なんだぞ。
そんなところになぜ犬が持ち込めるんだ?」
男はイライラして部屋の中を歩き回る。
カウンセラーはなおも
笑顔を絶やさない。
「先ほど国会で一部法改正が行われましてね。
それで私と犬がここに呼ばれたってわけですよ」
「法改正?なんだそりゃ?」
「あなた。無いなら作ればいいじゃないですか」
「何をだ!」
カウンセラーはこの日一番の
笑顔を見せながら
男にこう言い放った。
「大切な何かを。
あなたにとって命より大切ななにかを。
今作ればいいじゃないですか」
そんなところになぜ犬が持ち込めるんだ?」
男はイライラして部屋の中を歩き回る。
カウンセラーはなおも
笑顔を絶やさない。
「先ほど国会で一部法改正が行われましてね。
それで私と犬がここに呼ばれたってわけですよ」
「法改正?なんだそりゃ?」
「あなた。無いなら作ればいいじゃないですか」
「何をだ!」
カウンセラーはこの日一番の
笑顔を見せながら
男にこう言い放った。
「大切な何かを。
あなたにとって命より大切ななにかを。
今作ればいいじゃないですか」


