死刑囚と犬

それから俺の耳の中に
あの笑い声がこびりついて離れない。


道を歩く女子高生の笑い声を
聞いただけで身体がビクッとなる。


道を歩いている人すべてが
俺を笑っているように思える。




俺はこれまで以上に
道の端っこを


下を向いて歩く。


もう誰も信じられなくなっていた。