死刑囚と犬

俺はもちろん困惑した。
赤い顔になって下を向いた。


恥ずかしさとなぜ?という気持ちが
心の中で混ざり合って渦巻いている。



やがて女の子が笑いながら
もう一人のバイトの女の子の所に行って


俺を指差している。



「喋ったよ!あの妖怪が!」


「マジィ?聞きたかったなあ!

妖怪が喋ってるとこ」


「初めて聞いたけど

声もマジキモかったよ!」




女の子達の
喋り声が聞こえてくる。