クイッと三浦が顔を上げたから、

あたしも前を見た。


『安心しろ』って言われてるみたいで
ドキドキした。



「俺は、もう関係ないだろ。

あんな終わらせ方をしたのは椿姫だ。

さくらを信じて俺を信じなかった。

信用をなくしたら付き合えない。だろ?

もう俺等は違う恋をした方がいいんだ。

お前にとって俺はそれだけの存在だったんだよ。

じゃーな、行こう怜伊」






そんな雰囲気の中、

あたしは三浦についていった。



椿姫、さくら、三浦の間で何があったの?


何を梓は知ってるの?