「結婚とかするわけないじゃ~ん!」

『でも婚約者何だよね?』

「うん。でも仮だよ!まだ決まってない。愛花が嫌だったらしなくていいんだって~!」

『じゃぁ、どうするの?』

「えっ?当たり前じゃーん!断るよ~♪」

『『『『よかったー!』』』』

「何?みんな心配してたの?」

『いや。だってあんなに親しげだったから~!』

ん?
光輝の言葉にちょっと引っかかる。

「何で親しげだって分かるの?」

光輝がしまった!って顔をした。

「どーゆうことかなぁ?」

『ごめん。実は昨日愛花が男といたの見たんだ!』

光輝がそう言った。

「声かけてくれればよかったのに!本当は昨日倉庫に行くはずだったんだよ!」

『どーゆうこと?』

「お母さんが勝手に決めたの!ムカつくよねぇ!」

そう言うとみんな笑った。