暴走族に愛された高校生


そう言って庭の方に出た。

『愛花さんは今日のことについてどう思います?』

「今日のことって婚約についてですか?」

『はい。そうです。』

「よくわかりません。会ったばっかりだし…」

『そうですよね…』

「あっ!別に宇都宮さんのことが嫌いってわけじゃなくて!」

『大丈夫です。それより、名字じゃなくて名前で呼んでもらいたいんですけど。』

「あっ!じゃぁ、陵さんで♪」