そう言って庭の方に出た。 『愛花さんは今日のことについてどう思います?』 「今日のことって婚約についてですか?」 『はい。そうです。』 「よくわかりません。会ったばっかりだし…」 『そうですよね…』 「あっ!別に宇都宮さんのことが嫌いってわけじゃなくて!」 『大丈夫です。それより、名字じゃなくて名前で呼んでもらいたいんですけど。』 「あっ!じゃぁ、陵さんで♪」