ん。
寝てたのかな?
目を開けると涙がいっぱい出てきた。
何これ?
そう思ってると和也が声をかけてきた。
『大丈夫か?』
心配そうな顔だ。

あっ思い出した。
あのとき雨が降って倒れそうだったのに雷までなって結局倒れたんだった。
「ん。大丈夫だよ。」
そう言うと、翔、光輝、総、空が心配そうな顔をしてこっちにきた。
「みんな…迷惑かけてごめんね。」
『いいんだよ。それより大丈夫?愛花ちゃん。』
「大丈夫!」
『何か今までにあったの?』
「えっ?」
………。
「ごめんね…。」
『無理に話さなくていいんだよ!』
と焦って翔が言った。
ごめんね…いつか絶対話すからね。