【完】君しかいらない

金髪の子はニッと笑うと、軽く頷いた。


「なんつって。泊まって何もないわけないじゃん。そんなん、彼女に許してもらえねーわ」


アハハって楽しそうに笑ってる。


許してもらえないって、どんな彼女!?


あたしとは別世界……。


あっくんとお泊まりどころか、キスさえまだなのに。


手だけつないだとか言ったら、笑われそ……。


「な、彼氏いんの?」


「えぇっ!?」


いきなり彼氏の話題になって、余計ドキドキしてきた。


「いるよな、なんかそんな気ぃする……」


男の子は、あたしの目の前で柔らかく微笑む。