【完】君しかいらない

「あの子のお店って、7番街にある寿司屋よ。アンタも高校生…よね。一度見に来たら?超イケメンだから」



「いい……です……」



「アハハ、そうね。アンタには田舎くさいこの辺の高校生が似合ってるわ」



田舎くさいって……。


ホントこの人失礼……。








そして女の人は、田んぼを見つめて、フゥッとため息をついた。


「あたしもね…このもっと奥の町で育ったの…。高校生のときのカレシって、今思えば、全然思い通りにならなかった」


「そう……なんですか?」


さっきまでとは違い、ちょっと切ない表情をしているのを見て、もしかしてイイ人なのかな……


なんていう思いが、頭をよぎる。