【完】君しかいらない

「アハ、アタシこう見えてもお金はいっぱい持ってるから。前に、お金貸すときはあたしを抱いてね?ってずっと言ってたの。

あたしを抱けて幸せよね。あの子、まだ女を知らなそーだから、かわいがってあげたいわぁ」



背筋がゾゾッとした。


気持ち悪い……。







「…………」


あたしが無言になっても、まだ話し続けてる。


「アタシの周りで話題になってるのよね、彼。イケメンだけど真面目だし、高校生だから誰が一番に落とすか…って。

アタシもね、遊び慣れた男としか付き合ったことないから、楽しみにしてるの。
どう…あの子が変わっていくか」



なに……それ。


あっくんのことが、好きなんじゃないの?


違うの…?


あっくんのことを好きだとしたら、すごく嫌だけど……


今みたいな言い方をされたら、あっくんはこの人にとって、


ただ、ゲームの駒のような存在に思えてくる。