【完】君しかいらない

「全然落ちなかったんだけど、昨日やっとデートしてくれることになってね。でも途中で邪魔が入って……」


依子だ……。


「邪魔が……で、どうしたんですか?」


「変な女が割り込んできたのよね。ソイツと篤志くん、あっという間に消えちゃって。

でもさっき電話で、その子とはもう縁切ったから、心配しなくていいって……」


……え、


どういうこと……?


昨日、ふたりは抱き合って……。


あたしがいなければいいって……


そんな会話をしてた……はず。






「それにね、今までずっとあたしの援助断ってきたのに、急にお金貸してくれって言い出して」


「えっ!?」