【完】君しかいらない

「昨日のあの女、なんなの?…ふーん、そう。それならいいけど……。

あっ、ううん。あたしはヘーキ。だって、篤志くんって超タイプなんだもん。昨日の今日であたしに謝ってくるなんて、超カワイイ!許してあげる」



……え?


今……あっくんの名前が出てきた……?


違うよね、聞き間違いだよね……。



「フフッ、ドライブでも行く?あたし運転するから。来年になったら、早く篤志くんも免許取りに行こうね!あたしが援助してあげる。

お店?いいじゃない、お母さんにはあたしから話してあげるから」






胸がドクドクしてきた。


……あっくんと喋ってるんじゃ…ないよね。


だけど、昨日の女だとか、来年免許をとるだとか、“アツシ”っていう名前…偶然にしては、無理がある。