【完】君しかいらない

「あ~もう、イライラするっ!!ちょっと、アンタ!大きい道路に出る道、教えなさいよ。変な道から抜けれないの」


女の人があたしを手招きする。


…なんか、この人……怖い。


あっくんの前では、あんなにキラキラしてて、女で……そんな人だったのに。


今日は肌の露出の多い服じゃなくて、淡いピンクの普通のシャツを着てる。


お化粧は……相変わらず派手だけどね。






「あたしもこの辺、詳しくないんです…」


「は?冗談言わないでよ。じゃ、そこの家の人に聞いてきて」


え?なんであたしが!?


ギョッとしてると、


「早くしなさいよ!!」


って、鬼のような顔で噛みつくように言ってきた。


あたしは怖くなって、急いで近くの民家に走っていった。