【完】君しかいらない

「ごっ、ごめんなさいっ!!あたし、ボーっとしてて………」


田舎道で、歩道のない道路を通ってたから、車の邪魔になってたみたい。


一応、端っこに立ってたんだけどな…。


音と声にビックリしたあたしは、慌ててペコッと頭を下げた。


パッと顔を上げたとき、車内にいる女の人の顔に、なんだか見覚えがあった。






「だから田舎道嫌いなのよっ!!車線ナイし、動物は飛びだしてくるわ、ヘンなのがフラフラ歩いてるわ」


ヘンなのって…あたしですか?


激しく叫び続ける女の人……


これって……昨日の、あの人。


あたしが昨日あっくんを見かけたコンビニの近くで、あっくんと待ち合わせてた……、


あの、派手なお姉さん。