【完】君しかいらない

ユーリの肩を揺さぶると、気が触れたように大きな声で笑いだした。


「アッハハハ…あたしがやらなきゃ、きっと誰かがやってた」


「なに言って…」


「奏太に簡単に捨てられた女が、どれだけ悔しい思いをしてきたか知ってる?愛されてるって思った次の日に、あっさりフられて…。

それなのに、あんな…なんの魅力もない子に熱上げて…頭おかしくなった?」


「おかしいってなんだよ…今までの俺の方が、よっぽどおかしかった」


安心する場所を求めて、夜ごと女を変えて。


気が合いそうだって思っても、なんだかしっくりこなくてすぐに別れて…。






「あたしは上山に、あの子が外に出れないような顔にしてやれって言っただけ。かわいいものじゃない。

それとも…今度はもっと、面白いことにする?奏太とエッチする前に、知らない男で予行演習させるのも楽しそうよね。フフッ」







コイツ…。


絶対、許さねぇ。



「…俺を怒らせんなよ?それ以上言ったら…女でもぶん殴る」