【完】君しかいらない

「安元くんは…自分では冷めてるって言うけど、優しいよね。あたしのこんな話に、結局付き合ってくれてる…」


俺が優しい?


別に、優しさで電話を切らないわけじゃない。


電話がかかってきたときだって、最初は迷惑だ…って、そう思ってた。


俺の態度も、そうだったはず…。






「…優しくしてるつもりねーし。勘違いすんなよ」


わざわざこんな言い方しなくてもいいのに、つい言ってしまう。


…俺って、イジワルだよな。


「フフっ!うん…ありがとう」


…ん?


小中の今の受け答え、


おかしくねぇ?


なんでさっきので、ありがとうなんだよ…。


ホント、コイツは…。