【完】君しかいらない

そういう俺も、なんとなくこっちからは切りづらい…。


「どうして…」


「…え?」


「どうしてかな…。彼氏に一度振られてるのに、もしかして…って思っちゃうんだよね」


ドキッとした。


まさに今の俺…?


さっき春奈からの電話に、淡い期待があったのは確か。


胸がドクドクと嫌な音をたて始める。







「でもね…今日、もう…決定的……あたし、頑張っても全然ムリだった。なんで…気付かなかったんだろ」


なにがあったのかはよくわかんねーけど、


彼氏にひどいことでも言われたか?


それか…もっと別の、なにか…。


黙って話を聞いてると…。